注文住宅を建てる場合、建て方には大きく3つの方法があります。
1、ハウスメーカーで建てる
2、工務店で建てる
3、建築会社(設計事務所)に依頼する
どの方法が良いかどうかは、建てる人のライフスタイル・予算・好みによりますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
このページでは、ハウスメーカーで建てる場合、特に誰でも知ってるような大手メーカーで建てた場合のメリット・デメリットを書いています。
ハウスメーカー選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください^^
Contents
大手ハウスメーカーとは
よくCMで見かけたり、誰もが名前を知っていて、全国展開している大手ハウスメーカー。現在では以下にあげる大手ハウスメーカーが存在しています。
●大和ハウス
●旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
●住友不動産
●住友林業
●セキスイハイム
●タマホーム
●パナソニックホームズ
●一条工務店
●ミサワホーム
●三菱地所ホーム
大手ハウスメーカーのメリット
大手ハウスメーカーは、大きいだけあり、品質が安定しています。ですがその分、高額になりやすいのが大きな特徴の1つです。
その他、工務店や小規模のハウスメーカーと比べてメリットが多いので、1つ1つご紹介していきます。
倒産のリスクが低い
大手ハウスメーカーは、住宅以外の事業も手がけていることが多く、経営基盤がしっかりしています。
そのため、中小企業や工務店に比べると倒産のリスクは低い。
品質が安定している
大手ハウスメーカーに建設を依頼しても、実際に現場で工事をするのは町の契約工務店です。
でも使われる部材などは各ハウスメーカーの自社工場で生産され、現場ではそれを組み立てるだけ。
マニュアルがしっかりとしているので、現場の大工さんの腕によって出来上がりに差が出ることはありません。
欠陥住宅や手抜き工事も少ないんです。
性能が良い
安くておしゃれな住宅が手軽に建てられるローコスト住宅に比べ、大手ハウスメーカーは以下のような性能の部分に力を入れています。
・断熱性
・気密性
・耐震性
・耐久性
・省エネ性
・防火性 など
家の性能は高い方が災害の時には安心。さらに断熱性・気密性に優れているので、夏は涼しく、冬は暖かく、毎日の光熱費を抑えることができます。
土地探し、資金計画などトータルで相談できる
大手ハウスメーカーは不動産事業を行っていたり、連携している不動産会社があるので、土地探しも強い。
希望の間取りをあらかじめ伝えておけば、理想の家が建てられる住宅を探してくれます。
土地探しは素人にはとても難しいので、ハウスメーカーと一緒に探せると早く見つかるし、安心して購入できますよ^^
完成する建物をイメージしやすい
大手ハウスメーカーには展示場が多くあるし、実際に建てた家を見にいくツアーなども無料で開催されているので、完成した住宅のイメージがしやすいんです。
工期が短い
工場で部材を作り、現場では組み立てるだけなので、工期がとても短いのが特徴です。
早いと1日で構造部分と屋根が出来上がります。
引渡し後もアフターメンテナンスが充実している
メーカーによって内容は異なりますが、ほとんどの大手ハウスメーカーは引渡し後も長期にわたってサポート。
定期的にアフターメンテナンスを行ってくれたり、様々な問い合わせにも対応してくれます。
住宅ローンの金利が安い
大手ハウスメーカーは提携銀行というものがあり、そこで借りると個人で住宅ローンの申込みをするよりも、安い金利でローンを組むことが可能なんです。
ブランド力がある
大手ハウスメーカーはTVCMで流れていたりするので、知名度が高く、誰でも知っています。
また一般的に費用も高いので、高級なイメージもあります。
ブランド志向の方でも、そうでない方でも、「〇〇で家を建てた!」と言うのは自慢になりますよね。
大手ハウスメーカーのデメリット
良いことがたくさんある大手ハウスメーカーですが、残念ながらデメリットもあります。
費用が高額
大手ハウスメーカーは、工務店などで建てる場合に比べると1,000万円ほどの差が出るのはザラ。
ですが高額な分、長持ちすると言われており、長期的に考えるとリフォームや建て替えの必要がないので決して高くはない、という意見もあります。
設計が自由にならない場合もある
規格商品がほとんどの大手ハウスメーカーは、間取りが自由にならない場合がよくあります。
後方にもよりますし、自由設計を売りにしているメーカーもあるので、こだわりの強い方は自由設計ができるメーカーを選ぶのがおすすめです。
狭小住宅には向かない
規格商品を扱うため、都心に建てるような狭小住宅には不向きな場合も。またできたとしても規格外となり、狭小住宅なのに高額になるケースもあります。
もしも狭小住宅を建築予定なら、最初に得意不得意を確認しておきましょう。