先日、大成建設ハウジングと契約をしました。土地も引き渡しが終わったので、大成建設ハウジングに土地の測量を行ってもらいました。
測量をしたら、今までアバウトだった隣家との境界線や、土地の高低差が正確にわかり、いよいよ本格的な間取り決めが始まりました!
そして間取りを考えれば考えるほど、大成建設ハウジングのパルコンは、間取りを考える際に縛りが多いことが発覚。
パルコンは、コンクリートのパネルで作る家なので、木造の家や、現場打ちのコンクリート住宅よりも間取りの自由度が低いのは承知の上です。
だけどここまで!?と思うほど自由にならない(;_;)パルコンのせいだけではなく、北側斜線などの決まりもあるので仕方がないのですが…
この記事では、パルコンで立てる際の間取りの縛りについて書いています。大成建設ハウジングで家を建てようか検討中の方には、かなり役に立つ記事です。
Contents
大成建設ハウジングのパルコンとは
先ほども書きましたが、大成建設ハウジングのパルコンは、壁、床、天井、全てがコンクリートの板でできている、壁式工法の鉄筋コンクリート住宅です。
大きなプレキャストコンクリートパネルというコンクリートのパネルを、現場で組み立てて家を作ります。
面で構成されている家なので、地震に強いのが特徴で、建物の変形や揺れを最小限に抑えられます。
大成建設のパルコンではできないこと
パルコンは丈夫で良い家ですが、間取りに関してはかなり不自由です。それでも以前に比べれば自由度は増したほうですが、実際に間取りを考えてみると、かなーり出来ないことが多い!
ここからは、実際にパルコンで間取りを検討中の私が直面し、実現不可能だった間取りを書いていきます。
ペントハウスの下には支える壁が必要
屋上を作り、ペントハウスを建てる予定なのですが、ペントハウスの下のフロアにもペントハウスの壁部分が響きます。
つまり、一階から二階、二階からペントハウスが上下で同じ位置に設置しないとならないのです。だから階段の位置が限定されてしまうんです。
ペントハウスの重みを支えるために、そのような決まりがあるそうです。
ペントハウスは北側斜線にかかってしまうため、南側にしか設置できません。そのため階段を南側にしか作れないんです。
一階と二階で共通の壁ができてしまう
コンクリートパネルの壁が重たいため、二階にコンクリートの壁がある場合は、それが一階にも響きます。
つまり間取りが一階と二階で似たような区切りになる、ということです。このことで間取りはかなり限られた選択肢しか無くなってしまいます。
北側斜線のため斜めの屋根になると天井を高くできない
パルコンは、標準の天井の高さが2,4mで、それよりも高い2,6mのハイパネルがオプションで選べます。
私は一階と二階の両方をハイパネルにしようと思っていました。でも買った土地の北側斜線の関係で、二階の北側の天井が斜めにされることに。そうするとハイパネルは選べないのだそうです。
北側斜線が厳しい土地だそうで、これはかなり残念でした。
玄関ドアと窓はリクシルのみ
YKKの玄関ドアにしたいと思っていたら、出来ませんでした。大成建設ハウジングは昔からリクシルと契約しているそうで、躯体に設置しても問題がないように検査をしているため、他メーカーではダメだそうです。
そのため直接躯体に付ける、玄関ドアと窓は全てリクシルの商品しかありません。
玄関ドアではなく、部屋の中で使うドアや、トイレ、洗面台、キッチンなどは、リクシル以外も選べます!
玄関ドアに引き戸は使えない
玄関ドアはリクシルだけしか選べないと書きましたが、リクシルの中でも引き戸はダメなのだそう。引き戸だと、コンクリートに設置する部品がないと言われました。
玄関ドアではなく、部屋の中で使う引き戸はokです。
リビングからひと続きののバルコニーは作れない
リビングに大開口の窓を付けて、その先に床とフラットに続くバルコニーを付けたいと考えていました。
だけど窓に段差ができるため、ひと続きにはできませんでした。
間取りが自由にならなくてもパルコンを選ぶ理由
こんなに間取りに縛りが多くて、やりたいと思っていたように作れないのに、それでもパルコンで家を建てるのはなぜか?
これは私自身も悩んだところですが、やはりパルコンの魅力は丈夫な躯体。そして防音性です。
家の外の音は入ってこないし、家の中の音も外に漏れません。私と夫は2人とも家で仕事をしていて、家にいる時間が長い。だから静かでさな家が欲しかったんです。
木造でも静かな家はたくさんあるけど、静かで地震に強いのはコンクリートの家が一番。そのためには多少間取りが自由にならなくても、是非パルコンで建てたい!と思ったのでした。
まだ間取りは決定していないので、またパルコンの縛りが見つかったら追記していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!