夫婦

夢のマイホームは妥協ハウスでいいの?住宅購入で試される夫婦関係。

投稿日:2018年12月16日 更新日:

私は10年前から引っ越したいと言い続けていたのですが、やっと本格的に家探しがスタートしたのは半年前です。

この10年の間に、子供は二人生まれ、一人目は小学校にも入学してしまったので、引っ越したら転校することになります。普通は転校しないように、それまでに引っ越すと思うんだけどできませんでした。

さらに、昨年は2人目も生まれて、今の賃貸マンションでは狭すぎる!妊娠発覚したときに家探しをスタートしていれば、今頃には引っ越しも終わっていたはずなのに…どうしても家探しを始められなかったのです。

夫婦で進める住宅購入は、夫婦関係を見直すきっかけにもなると思いますが、私はその見直しが長すぎて10年もグズグズしてしまいました!

この記事では、なぜ私が住宅購入を10年も決断できなかったか、夫婦関係のあり方がどう家づくりに関係しているのかを書いています。最後まで読めば、きっと夫婦について考えるきっかけになると思います。

10年前から家を買うことはできたけど

結婚したとき、すでに夫は頭金を貯めていました。それは私と出会う前から、いつか家を建てるつもりで貯めていたそうです。だから10年前にすでに、家を買うことはできたのです。

夫は結婚したら家を買うと決めてたようですが、結婚したときは、やっぱりもう少し貯めたいということで、賃貸マンションに暮らすことに。そこで2〜3年お金を貯めて、家を買おう!と話していました。

家を買う気になれなかった私

夫はちょこちょこと家を建てる話をしていました。でも私はそういう話に全然乗れなかったのです。それで、私のノリが悪い!と怒られて何度も喧嘩をしたこともあります。夫としては、家を買うのは楽しいことで、2人でもっとワクワクしながら話ができると思っていたようです。

私が話に乗れなかったのは、どうしても夫婦関係が上手くいってるとは思えなかったからです。

好きになって結婚し、結婚した後も好きだけど、喧嘩は多いし、私は夫へ引け目を感じていて、夫婦はうまくいっているとはおもえませでした。

引け目を感じる、なんて夫婦としておかしな話なんだけど、どうしても感じてしまっていました。なんの引け目かと言うと、私が収入が低いという引け目!

その頃、夫の収入は私の何倍もあり、私は悔しかったのです。今思い出すと笑い話だけど、そのときは真剣だったし、辛かったなぁ。夫に収入が低いことを責められたわけではないのに、自分で勝手に引け目を感じていたのです。

なので家を買うのも、夫のお金を使うことになるから、受け取っていいのかどうかわからなくて話に乗れなかったのです。夫のお金で買うんだから、あなたが勝手に決めてよ、なんてかわいくないことを思っていました。

結婚してからの10年で変わったこと

夫に引け目を感じながら生きるなんて、私としてはすごく嫌なことでした。だって夫婦なのに相手に引け目を感じるなんておかしい。生きにくい。もっと仲良くしたいし、引け目なんて感じずに自然体でいたい。

私は10年もかかってしまったけど、引け目を感じてしまうことに対して、なぜなのか、どうしたらいいのか、ずっと向き合ってきました。夫にも正直に話して、喧嘩にもなったし、理解してもらえないときもありました。でも長くかかったけど、今はやっと引け目を感じないようになって、夫と自然にすごせるようになって、家を建てる計画も進められるようになりました。

この10年で、私は夫婦という関係を通して自分の弱さやずるさを認めることができました。収入差で引け目を感じるのは、私自身が収入という物差しで人の優劣を見ていたからです。今思うと小さい人間だった。

今も収入差は変わらないけど、夫婦で子育てと家事と仕事のバランスをとりながら共働きをして助け合っている、と思うようになりました。

家を建てることと、夫婦の関係がなんか関係あるの?と思われそうですけど、関係は大いにあるのです。

家を建てるとは、夫婦の関係を具現化すること

夫婦で家を建てるときは、2人で話し合うこともたくさんあるし、お金をたくさん使って不安が生まれたり、建てた喜びを感じたり、たくさんの感情が動きます。だから、少しでも夫婦間に溝があると、そこがクローズアップされるのです。

普段は適当に見ないふりできる溝も、住宅購入という一大イベントのときは、見ないふりをするのは難しいです。というか、そこで見ないふりをすると、それがそのまま家となって具現化してしまうのです。

象徴的な話でよくわからない、と思いますか?ちょっとスピリチュアルな話なの?と思われるかもしれませんが、現実的な話です。

私が夫に引け目を感じたまま家を建てていたら、きっとその家は妥協ハウスになっていました。本当は心から仲良くなりたいのに不仲のまま家を建てて、不仲な雰囲気が詰まった家が建っていただろうと思うからです。

まとめ

家を建てるときは、夫婦愛も見直すときです。夫や妻に不満を感じたまま家を建てて、妥協ハウスに暮らしますか?

夫婦でズレを感じているときは、家探しは少しお休みしてもいいと思います。例外はあるけど、家も夫婦も一生連れ添うもの。少しでも違和感があるときは、立ち止まって自分の気持ちを見つめ、夫婦でたくさん話してみてください。

こんな偉そうなことを書いていますけど、今だって夫婦で揉めることはしょっちゅうで、実は先ほども家探しのことでケンカになりました。

言い合いの途中には「もう嫌!」と毎回思います。ですが最後には「それでもお互い一緒にいたいんだから、頑張ってやっていこう」という結論になります。

家を買うという、人生でベスト3に入ると思われるビッグイベントを今からやるのだから、2人で真剣に向き合い進めなければなりません。他の方はどうなのかわからないけど、私はこの家探しではかなり夫婦関係の見直しをしているし、喧嘩になるたびに、「夫と一生一緒にいるのか?」という覚悟を問われてるように感じてしまいます。

家を建てる際に、何も問題なくスムーズに進むご夫婦もたくさんいると思いますが、我が家は一筋縄ではいきません〜。喧嘩のないご夫婦に憧れるけど、本気でぶつかり合える関係も実は貴重で、いい関係なのかな?などと思ったり思わなかったり…。喧嘩するほど仲がいい、という言葉を信じようと思います!






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