ハウスメーカーには、それぞれだいたい決まった坪単価というものがあります。
その坪単価は、建物自体の価格なのですが、照明・キッチン・洗面台・トイレ・窓・床材・ドアなどの暮らすのに必要最低限の設備も含まれています。
この設備品は、メーカーやグレードが様々ありますが、坪単価に含まれているのはメーカーごとに決まっている「標準」と呼ばれるグレードのものです。
標準設備は、メーカーによって全くグレードも内容も変わるので、契約前にきちんと把握しておかないと予算オーバーになる危険性が!
ということで、この記事では、私の体験を元にハウスメーカーの標準設備について書いていきます。
こんな方におすすめ
- ハウスメーカー選びの真っ最中
- HMで注文住宅を建てる時にかかる費用を知りたい
ハウスメーカーごとに違う標準設備
例えば坪単価50万円のハウスメーカーAと、坪単価70万円のハウスメーカーBがあったとします。どちらも家の工法は同じ。
AとBで坪単価が違うのは、工法は同じでも使用してる建材が違うのかもしれません。また、それとは別に標準設備も大きく異なっている可能性があるんです。
例としてキッチンを見てみましょう。キッチンだと、パナソニック・タカラスタンダード・リクシルなどのメーカーがあります。この中でハウスメーカーAの標準設備はパナソニックのみ。でもハウスメーカーBの標準設備はパナソニック・タカラスタンダード・リクシルから選べる。などの違いがあるのです。
また、同じパナソニックの同グレードのシステムキッチンが標準設備だったとしても、メーカーAはIHコンロとガスコンロが選べるけど、メーカーBはIHコンロにする場合はオプションになり追加料金が必要などと細かい設定も変わってきます。
こんな風に、メーカーによって標準設備は内容・仕様がバラバラです。だから標準設備の内容を全然知らないで契約してしまうと、実際に細かい間取りやデザインを考えはじめた時に予算オーバーになる危険性があるのです!
標準設備の確認方法
住宅展示場では、かっこいいキッチンやトイレ、洗面台などを使い、標準設備よりもグレードの高いものが置いてあるのがほとんどです。
だから展示場のインテリアや内装を見て、「教えてもらった坪単価で、こんなかっこいい家になるのね?」なんて勘違いしないように気をつけましょう!!
標準設備はメーカーの営業マンに聞けば教えてくれます。私は展示場で毎回「このキッチンは標準ですか?標準はどこまで付いてますか?」と質問しまくっていました。
また、大きめの展示場に行けば、標準設備の展示してある場所もあります。キッチンやトイレ、ドアなどがたくさん見比べられて便利ですよ。
大成建設ハウジングで見る具体的な標準設備の例
私は大成建設ハウジングで家を建てているので、具体的な例をあげてみたいと思います。これは現在(2019年3月)の話なので、期間が変われば変更になる可能性は大いにあります。契約前に必ずご自身で確認してくださいね!
キッチン
メーカーはタカラスタンダード、パナソニック、トクラスから選べます。
パナソニックにしようかと検討中ですが、ガスコンロが標準でIHはオプションでプラス8万円ほど。
食洗機と、キッチン背面に置く収納棚(カップボード)は標準で付いてきます。
食洗機とカップボードはメーカーによっては標準ではなく、オプションになる場合が多いそうです。
トイレ
メーカーはリクシル、TOTO、パナソニックから選べます。そしてタンク付きが標準でした。
タンクレスにしたかったので、オプションでグレードアップしたらプラス20万円ほど追加でかかるそうです。タンクレスって高いんですね...
外壁
大成建設ハウジングは鉄筋コンクリートの家なので、外壁は木造建築の場合とは異なるかもしれません。
標準はペンキの吹き付けです。色や塗り方は選べます。
打ち放しのコンクリート風の外壁はオプションになり、1平米辺りプラス1万円。タイルを貼る場合は、タイルにもよるけどもっと高くなるそうです。
まとめ
まだ私も細かい設備は詰めきれていないので、ちょっと情報が少なめですが随時更新していきたいと思います。
標準設備と理想の設備がかけ離れていると、どんどんオプション料金が加算で、予算オーバーになりかねません。だからハウスメーカーを選んでいる方は、選んでいる時点で標準設備がどんなものなのかを詳細に聞いた方がいいですよ!!