家を建てよう!と決めても、まずは家を建てる土地を用意しないといけません。
うちの場合だと、私の実家は東京の端っこの方で、そこには空いている土地があり、「その土地に家を建ててもいいよ」と両親には言われています。
広い道路に面しているし、最寄り駅からも近いし良い場所なんだけど、いかんせん東京の端っこ。都心に出るまでには乗り換えも多いし時間もかかります。
都心からは遠いけど、土地代が浮く分、かなり魅力は感じます。両親も近くに住んでるから、すぐに子供を預けられたり、子供の頃から住んでいた土地なので、私は馴染みもあります。
でも夫からしたら、私の実家に近すぎるだろえし、土地感もなくちょっと田舎、というのは躊躇するみたいです。
まだ土地購入にまで至っていませんが、今はかなり場所を絞って土地探しをしています。この場所に絞るまでには、夫婦で長い話し合いが何度もあり、知人から聞いた話やネットで見る情報に翻弄されて右往左往しました。
どうやって土地の場所を決めるのがベストなのか?たぶんそれは誰にも絶対の正解なんて言えないと思います。結局は自分たちで決めなければいけないことですが、今場所選びで迷ってる方の参考になるように、この記事では場所選びの方法や我が家の実話を書いています。
土地選びについてはこちらもどうぞ↓
https://tateppe.net/tochisagashi-2
Contents
場所選び 広いエリア編
この広い地球上でどこに住むのか一箇所に決める。って、なかなかすごいことですよね。まぁだいたいは日本国内だろうし、都道府県もある程度は絞れてる方が大半だとは思います。
まずは、ある程度の大きいエリアで場所を絞ります。
勤務地から選ぶ
まず先に考えることが多いのは、この選択方法かな?と思います。東京が勤務地なら東京都内、もしくは東京にアクセスしやすい埼玉県、千葉県、神奈川県などから場所を選びます。
週に5日は会社に勤務する方がほとんどだと思いますが、週に5日ということは単純に計算すると一年のうち260日以上は、電車か車で会社に行くことになります。その通勤の時間が短いほど毎日の負担は減るし、余った時間を趣味などに充てることもできます。
例えば通勤が電車で片道40分としたら、1日で往復80分は電車の中にいることになります。それは一週間(週休2日)で、400分。1年で20,800分(346時間)!日数に直すと14日。毎年2週間は電車の中にいることになります!
子供のために環境で選ぶ
子供ができてから引っ越す方は多いですが、その場合に気になるのは、子供が通う学校や治安・環境のことです。治安が悪いのは怖いし、近くに公園があるか自然は多いのか、など考えることはたくさんあります。
とはいえ子供は20年もすれば大人になり、自分で自分で道を進んでいきます。その後、親たちは20年以上は余生があるわけなので、どこまで子供に寄せて場所選びをするのか?ということも考えないといけません。
実家との距離で選ぶ
この方法で場所を決める方も多いのではないでしょうか。うちもこれはかなり重視しています。
なるべく実家に行きやすい場所を選びました。なぜなら私が両親が好きだから…そして子供を預けたいというのもあります。それから、もしかしたら数十年後には両親の面倒を見ないといけなくなるかもしれません。介護までいかないとしても、買い物や掃除してあげる必要が出てきた時、少しでも近い方が負担は減ります。
ちなみに夫の実家は北海道なので、北海道に行く選択肢は除外しました。夫がもしも「北海道に引っ越す!」と言ってきたらついて行きますが、夫は東京に永住するつもりのようです。
予算で選ぶ
上記の3つの選び方に加えて、予算についても加味しないといけません。人気の路線近隣は土地の坪単価は高くなります。また、東京なら港区、渋谷区、中央区など都心になればなるほど土地は高くなります。
ただ人気のエリアであっても、駅から遠かったり、土地の形によっては価格を抑えることができるので、それは次の細かい条件を決める際に絞っていきます。
場所選び 細かい条件編
おおよそのエリアが絞れてきたら、次は細かい条件を決めなければなりません。ここで、絶対に譲れない条件と、まぁできれば叶えたい条件、というように条件の順位をしっかりつけておくと、実際に土地を探し始めたときに慌てなくて済みますよ。
土地の形
旗竿地と呼ばれる旗の形のような土地は、四角い土地に比べてかなり価格は安くなります。同じ坪数、駅からの距離であっても土地の条件によって価格は大きく変わりますから、どんな土地なら良くて、どんな土地は絶対にダメなのかを決めておく必要があります。
うちはRC住宅を建てたいと思っているので、面してる道路が幅4メートル以上なくてはなりません。だから旗竿地はNG。それから駐車場を作りたいので、車を停めやすい形状の土地であることが、土地の形の条件です。
あと私が気になるのは川の近くでないこと。川が近くても家が高い位置ならいいのですが、低い場合は洪水が怖いです。ゲリラ豪雨で床下浸水するのも絶対に嫌なので、近くに川はなくても、土地が下がっている場所は避けてます。
駅からの距離
電車をよく使う人にとっては重要なポイント。徒歩圏内がいいのか、バスや自転車を使ってもいいのか。それによって一千万単位で土地の値段は変わります。
うちの場合は、私が車の運転はできないし、よく電車を使うので駅から徒歩圏内であることは必須条件の1つです。
最寄駅を決める
またここでも予算との相談が出てきますが、駅に近ければ近いほどいいけど、そうなると当然価格は上がります。でも駅近は譲れない!となったら、駅によっても値段は変わるので、駅を選んでいきます。
- 快速が止まる駅なのか止まらない駅でもいいのか
- 駅前はお店がたくさん集まっていた方がいいのか
そう考えて行くとだんだん細かいエリアが絞れてきますね!
噂やネットの情報はサラッと聞いておけばいい
土地を探し始めると、友達ともおのずとそういう話題になりますし、テレビや雑誌などで目にする機会も増えていきます。そうすると、◯◯市は税金収入が少ないから公共施設がどれも古くて良くない、とか、◯◯区は学力が低くて学校の治安も悪い、とかあれこれ耳に入ってきます。
でもそれれは全部噂に過ぎないんだな、と今はわかります。だいたいみんな、1度か2度でも耳にしたことは100%その通り、くらいのノリで言ってきます。決して悪気はないし、教えてくれてありがたいと思うけど、そういう話はサラッと聞いておけばいいかと。
私は聞いたら気になるので、自分なりに調べました。そしたら噂はただの噂なんだなって思うことばかりでした。
まとめ
私はまず住みたい土地の条件をざーっと出して、ここならいいかなと思える駅をいくつかピックアップしました。そしてネットの不動産ページで、その駅周辺のだいたいの土地の相場を見て行き、予算と照らし合わせて駅を絞りました。
土地を探し始めてみたら、当初思っていたよりも土地の相場が高いとか、行ってみたら駅前の雰囲気が好きじゃなかった、などがあって、絞った駅も変更することもありました。
一生住む土地なので、焦らず慎重に探し、良い物件を見つけるためにはそれ相応の準備が必要だと思っています。私は勢いに乗って進んでしまう傾向があるのですが、慎重派の夫がいつもブレーキをかけてくれます。
皆様も、ご縁のある土地に出会えますように。